東京・神奈川・埼玉・千葉で探す!引越し業者ランキング » よい引越しのための段取りマニュアル » 家具や日用品を正しく詰め込むテクニック
引越しをする時に、自分たちで行う作業として荷造りが挙げられます。荷造りは家具・家電を傷つけずに運搬するためにも、大切な作業となります。
ここでは、そんな荷造りを効率的にこなすポイントについて解説します。
荷造りを行う時に、あると便利なアイテムを紹介します。
これらは引越し作業の規模が大きいほど必須になっていきます。
まずは、その使用方法についてみていきましょう。
軍手は、ダンボールを運ぶ時に使用。
しかし、ダンボールは意外と滑るので、重たいものを持った時などは落としやすくなります。
よって、軍手はすべり止め付きのタイプがおすすめです。このような軍手なら、落下を防ぐことができ、手への負担も減らせるのです。
テープのカットなどに役立ちます。他にも、後述するエアーキャップをカットする時など使用頻度は多いアイテムです。
いわゆるプチプチといわれている緩衝材で、ホームセンターなどで安価で購入できます。
ハサミで大きさを切り揃えることができるので、品物やサイズを問わず梱包できるのがメリットです。
引越し業者に依頼する時、皿やコップなど割れやすいもの入れたダンボールに予め張っておくことで、そのダンボールを丁寧に扱ってくれます。
ワレモノシールがどうしても見つからない場合は、ダンボールに一筆残しておくのも効果的です。
テープ類は、家具の引き出しや扉を固定したりダンボールに封をしたりするのに使います。
種類は紙や布といったものがありますが、ダンボールに使うのであれば紙、家具類などには布のテープを使うのがおすすめです。
また、テープはワレモノシールがない場合にも役立ちます。
箱や家具側面などにテープを張って、その上からペンで注意書きを残しておけば、何が入っているか分かりやすくなります。
ダンボールに梱包する際に、細かいものを束ねておくことができます。
ペンやハサミなどは輪ゴムで束ねておくと、荷解きする際にバラバラになりません。
液体状のものや粉状のものを運ぶ時は、ビニール袋は必須です。
運搬時のトラブルにより破けてしまうと、周囲の品物に付着する恐れがありますが、ビニール袋などに包んでおけば中身の拡散は防げます。
また、袋が破けないようにエアーキャップを一緒に入れるのも効果的です。
組み立て式の家具を分解・組み立てする時に使います。
家具を購入した際に、同封されていた工具でも大丈夫です。紛失した場合はホームセンターなどで購入しましょう。
布団はかさばるため、布団袋など大容量のものを入れられる袋を用意しておくことが勧められます。
圧縮袋なら、よりコンパクトに収納できるので運搬の手間が大きく軽減されます。
前述したように、ダンボールの内容物を記載する際に用います。
荷造りは、筋道を立てて行うことで作業時間を短縮できます。
効率の良い荷造りの手順を見ていきましょう。
まず手始めに、荷造りするときは「部屋1」「部屋2」「玄関」「台所」「洗面所」等とブロックごとに分けて梱包していきます。
また、そこから「クローゼットに入れるもの」や「寝室周りに配置するもの」といったように、グループを細分化していきます。
そうすれば、荷解きの際にどこに何が入っているのかを素早く把握できるのです。
この方法は引越し先で、今と同じレイアウトにしたい場合に非常に効果的です。
荷造りをする時は、「引越し先でしか使う予定がないもの」を優先して入れましょう。
例えばシーズンオフの洋服や、買い置きしている生活用品などです。
引越しまでまだ日数があるにも関わらず、食器や日用雑貨など生活必需品を真っ先にダンボールに入れてしまうと、当然のことながら生活に支障をきたします。
そのため、使用頻度の多い日用品は、なるべく最後に荷造りするようにしてください。
私たちの身の回りには、デリケートな家具・家電であふれています。このような品物は、梱包にも細心の注意を払わなければなりません。
ここでは、そんなデリケートな品物の梱包方法について解説します。
食器類は割れ物や包丁やフォークなどの危険物など、扱いが難しいアイテムが多いです。これらは、緩衝材代わりに新聞紙でくるみ、他の食器との接触を和らげましょう。
また、箱の中がスカスカだと運搬時に動いてしまい破損しやすくなるので、緩衝材を詰めて隙間を埋めるようにしてください。
箱の底にエアーキャップを敷き詰め、食器類を入れたあと、隙間に新聞紙を詰めると効果的です。
なお、お皿は縦に積みすぎると重みで割れることもあるため、縦向きに入れてください。
包丁は刃先が露出しないように包み、赤いテープなどで目印を入れて危険物であることを分かりやすくしておきます。
精密機械は衝撃に弱いため、厳重に扱う必要があります。
電子レンジやトースターなどは、エアーキャップで梱包してから荷詰めします。この時に中の隙間に新聞紙を詰めて固定し、動かないようにしてください。
パソコンに関しても同様なのですが、ノートパソコンならば自分で持ち歩いたほうが安全かもしれません。
据え置き型の場合、万が一のことを考えて外付けHDDなどにデータを保存し、バックアップを残しておくことをおすすめします。
大きいサイズになると、業者側が梱包作業をしてくれることがあります。いっそのこと、業者におまかせするというのも得策です。
絵画などの美術品は、額ごとエアーキャップで梱包します。その際は、ガラス面がしっかり保護されているのを確認してください。
鏡の場合、より慎重に梱包することになります。
ダンボールを切り開き、エアーキャップで梱包した鏡を置きます。その上に、また別の切り開いたダンボールをかぶせて挟み込みます。
それを上下左右テープで留め、ダンボールに「鏡」と書いておけば、業者側も鏡だと理解してくれます。
万全を期して、ワレモノシールを貼るのも有効です。
大型の鉢植えは、まず鉢をエアーキャップで梱包してからダンボールに入れていきます。
この時にダンボールの外フラップの隅っこを三角形に折っていき、左右それぞれを内フラップに重ねたあと布テープで固定します。
こうすることでダンボールが補強され、倒れるリスクを減らすことができます。
前述したように、シャンプーなどの液状系のものは、ビニール袋に入れて漏れるのをふさぎましょう。
この時ボトルをしっかりと締め、口をテープなどでふさぐと漏れるリスクを減らせます。
ヘアスプレーなどのスプレー類は、未使用ならビニール袋に入れれば大丈夫ですが、使いかけの場合は処分することをおすすめします。
高温だと中身が出てくる可能性が高いからです。
どうしても捨てたくないのならば、自分で持ち運ぶことをおすすめします。
役目の終えたダンボールは、できるだけ速く片付けることをおすすめします。「まだ使うかもしれないし」と残しておくと、予想外の問題を引き起こす可能性があります。
具体的にいえば、ゴキブリの発生です。ダンボールの隙間というのは、暗く湿度も程よいため、ゴキブリが卵を産み付けやすい環境です。
そのため、気づかぬ内にゴキブリが「ふ化」していたというケースは少なくありません。
スーパーなどからもらったダンボールを使用した場合だと、ゴキブリが発生するリスクは高くなるので要注意。
資源ごみに分類されるダンボールは、ごみに出す曜日に気をつけてください。
また、ダンボールが大量にある場合、まとめて捨ててしまうとあふれかえってしまい、近隣住民の迷惑になる可能性もあります。
以下の方法で一括処分を試みてください。
一番手っ取り早く片付けたいのであれば、引越し業者にダンボールを処分してもらいましょう。
しかし、業者指定のダンボールでないと対応を断られたり、別途料金が発生したりするケースもあるため事前確認が必須です。
自治体が行っている廃品回収の時に回収してもらえば、完全無料で一括処分できます。
回収日まで待たなければならないのがネックですが、タイミングがあえば即処分できます。
ダンボールを処分するにしても、ひとまとめにまとめたほうが処分しやすいですし、家の中のスペースをとりません。
また、まとめる際には、荷造り紐で縛るれば手間がかかりません。なかでもオーソドックスな縛り方に「キの字結び」があります。
ここでは、キの字結びの方法について紹介します。
キの字結びは持ち運びが楽である他、厳重に縛れるので解ける心配がないのがメリットです。
引越し作業を効率的にするのであれば、荷造りが最も重要です。
ただ梱包すればよいというわけではなく、割れたり壊れたりしないように細心の注意をはらうことで、引越しの荷解き作業で起こるハプニングは防げます。
また、ダンボールの処分も先に考えておけば、余計なゴミをいつまでも家の中に溜めこむこともなくなります。
あらかじめ知識を蓄えておき、引越し先を一日も早く快適な空間にしましょう。